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2016.10.07 敷金返還請求の本人訴訟で勝訴的和解(事務局・Part1 経緯)

先日,敷金返還請求の本人訴訟を,弁護士の助言を受けつつ私自身で提起し,無事,当方の勝訴的和解で決着することができました。

ちなみに長年法律事務所で勤務していますが,自分が訴訟の当事者になったのは初めてです。

この件については,数回に分けて記したいと思います。

とりあえず今回は,経緯についてのみ説明します。

(※ 実際の事例を改変・省略しています)

 

経緯

1、賃借アパートから退去することを,不動産業者に連絡

 しかし,相手方業者からは,契約書の特約を理由に敷金返還を拒絶される。

 

2、退去完了後,敷金返還を求める訴状を自分で作成(裁判例引用部分も含め10ページ以上になりました)。

 弁護士に確認してもらい,訂正を重ねる。

 

3、簡易裁判所まで直接出向き,「敷金返還請求事件」の少額訴訟(※)を提起する

(※ 「少額訴訟」についてはこちらを(裁判所ホームページ))

 

4、提訴から数日後,簡易裁判所から連絡があり,第一回の裁判期日(約45日後)が指定される

 

5、第一回期日の約1週間前に,裁判所を通じての郵便で,相手方代理人弁護士作成の「答弁書」が届く。

 内容は,相手方に代理人弁護士が就いたことと,相手方の選択により少額訴訟から通常訴訟に移行すること,そして相手方から,「敷金のうち約85%を支払う」ことでの和解の希望

 

6、第一回裁判期日。簡易裁判所の法廷に出廷。

 裁判官,相手方代理人弁護士も同席する中で,相手方から提案があった通りの和解で同意することを伝える。

 その場で裁判上の和解が成立。入金期限は約20日後

 

7、数日後,裁判所から,「和解調書」が郵送される

 

8、期限までに和解内容通りの支払いが相手方からされる。無事に終結

 

以上のとおりでした。

第一回の裁判期日で和解しましたが,それでも提訴から実際の入金までは,2か月半ほどかかりました。

なお,裁判でなにをもって「勝訴・敗訴」と表現するかについて,法律上の区分はありませんが,当初は相手方が全額の支払いを拒絶していたところを,9割近い回収ができたので,「勝訴的和解」と表現しています。

また引き続き,訴状で参考にした裁判例や,提訴時・裁判期日当日の体験記などもふれたいと思います。

 

 

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